関西岩場環境整備ネット 〜KINet〜

☆注意

トップ
設立趣旨とご挨拶
岩場環境整備のルール
これまでの活動
活動予定
注意
会計報告PDF
協賛団体・ジム
リンク

掲示板

リボルトの方法
会員専用ページ

お知らせ

整備後のルートを登る時の注意

(1)一般的注意

ロッククライミングは、基本的に危険な行為です。我々がリボルト等を行って整備されたルートを登る時も、あくまで、各自が、ボルトの状況を確認しながら、各自の責任で登って下さい。
我々の設置したボルトの使用により事故が起きた場合、我々は責任を持ちません。
また、我々が現在考えうる最良の支点を構築したつもりですが、材質、施工に関しては瑕疵もありうる事を踏まえてルートを使用下さい。
設置物は設置された時点で放棄されたものであり、我々には、所有権も占有権もないことをここに宣言しておきます。

(2)ケミカルアンカーを支点としてクライミングする際の注意

ケミカルアンカーの問題点ですが、カラビナが反転してはずれる事故例が

 「生と死の分岐点」(山と渓谷社)P.215
 「続生と死の分岐点」」(山と渓谷社)P.90

に詳しく載っていますのでご注意下さい。
問題はアンカーの深さではなく、形状にあるようです。FIXEのグルーステンレスアンカー場合、カラビナがすくい上げられたときにボルトの上に乗ってしまいやすい形になっており、この時フォールすると、カラビナのゲートの部分がアンカーにひっかかって、ゲートが開き、カラビナがアンカーからはずれてしまう事があります。
ぺツルのコリノックスのタイプだとこれは起きにくいかもしれません。
費用の関係から、我々は、FIXEのグルーステンレスアンカーを使用しています。このカラビナがはずれる事故を少しでも防ぐために、アンカーを溶接部分付近まで埋めることをしています(リボルトの方法参照)。

(3)終了点の使用に関する注意

(i) 終了点がスパーシャットアンカーの場合
大きめのあご形をしたステンレス製のゲート付き固定アンカーです。クライミング終了後、これにロープをかけ、そのままローワーダウンできる終了点です。
2個ペアーでの使用が原則です。1個だけかけて降りてはいけません。
原則として、マルチピッチの途中にこの終了点を設置してはいけません。途中にあった場合は、これにカラビナをかけて、途中の支点として下さい。
また、これにロープを直接かけて、トップロープによるクライミングをしてはいけなせん。カラビナ(ぬんちゃく)をかけて行って下さい。